地理の授業ネタ 豪とNZの固有種の違い?

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授業ネタの動画投稿のお知らせ:オセアニア

 sogeoです。授業で話すと興味を引ける小話の動画を「地理の総合力 動画館」にアップロードしました。こちらから動画販売ページに移動することができます。地理を担当することになる教員の方に、うまく活用していただければと思います。

 今回は、高校地理の「オセアニア地誌」の導入などで使える小話です。中学地理の「オセアニア州」でも使えます。地理総合における大項目B(1)「生活文化の多様性と国際理解」や、地理探究における大項目B(2)「現代世界の諸地域」などでも活用できそうです。

実践の概説

 オーストラリアには、独自の進化を遂げた固有の哺乳類が多くいます。カンガルーやコアラ、ウォンバットなどの有袋類が代表格です。他の陸地と隔絶された環境だからこそ、独自の生態系を有しています。これは知っている生徒も多いでしょう。

 同時に、近くのニュージーランドに目を向けると、これまた独自の飛べない鳥が多くいます。キーウィやカカポなどが代表格です。これは陸上に天敵となる哺乳類がいなかったからこその進化。飛べない鳥についてはこちらの記事「地理の授業ネタ アニメポケモンとニュージーランド」でも取り上げています。

 距離的には近いのに、かたや陸上哺乳類が増えたオーストラリア、かたやコウモリやクジラなどしか哺乳類がいなかったニュージーランド。もちろん現在では入植者が多くの陸上哺乳類を連れてきたので、ヒツジや牛がたくさんいたり、飛べない鳥の天敵である猫の仲間もいる状態になっていますが……

 この環境の違いがどうして生じたのかについては、現時点でははっきりと答えを出すことは難しいのですが、生物学的・地学的興味のある生徒を引き込めるので、オセアニアの導入に使える話だと考えています。授業中の話の流れを直接感じていただける動画をアップロードしていますので、こちらからぜひご覧ください。

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