地理の授業ネタ アントウェルペンと水の見え方

アントウェルペン 授業ネタ
画像出典:photo by AMINE KAYTONI
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授業ネタの動画投稿のお知らせ:「ヨーロッパ」

 sogeoです。授業で話すと興味を引ける小話の動画を「地理の総合力 動画館」にアップロードしました。こちらから動画販売ページに移動することができます。地理を担当することになる教員の方に、うまく活用していただければと思います。

 今回は、「ヨーロッパ地誌」で扱うと効果的な小話です。中学社会でも「ヨーロッパ州」などで使えます。地理総合における大項目B(1)「生活文化の多様性と国際理解」や、地理探究における大項目C(2)「現代世界の諸地域」でも活用できそうです。

実践の概説

 平坦な地域の広がるヨーロッパの河川は、日本と違い、内陸水運にも向いています。港湾都市がいくつか出てきますが、そのうちの一つ、ベルギーのアントウェルペン(英語風にはアントワープ)について、Google Earthで近づいてみましょう。日本地理で、鹿島臨海工業地域について扱ったときと同様の、掘り込み式の人工港がはっきり分かります。

 石油を備蓄しているようなタンクの並んだ様子が分かったり、船が接岸できる表面積を広くして効率よく積み荷の上げ下ろしを行えるような工夫が見られたりします。また、今回注目してみたいのは、すぐ近くを流れる川と、掘りこまれている部分の水の色の見え方についてです。

 一見、濁って見える水域は、果たしてその実態はどうなのか。また、一見、澄んで見える水域は、実態はどうなのか。踏みこんで考えることで、環境について考察するきっかけにもできそうです。これをきっかけに他の地域も見てみたくなるなど、次なる学習活動にも繋げていきやすくなります。授業中の話の流れが分かる動画を公開しておりますので、こちらからぜひご覧ください。

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