地理の授業ネタ 屯田兵村と「住所の旗」

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授業ネタの動画投稿のお知らせ:村落・都市

 sogeoです。授業で話すと興味を引ける小話の動画を「地理の総合力 動画館」にアップロードしました。こちらから動画販売ページに移動することができます。地理を担当することになる教員の方に、うまく活用していただければと思います。

 今回は、高校地理の「村落・都市」などで扱うと効果的な小話です。中学社会でも「北海道地方」を学ぶときに使えそうです。地理院地図も活用するため、地理総合の大項目A「地図や地理情報システムで捉える現代世界」やC(2)「生活圏の調査と地域の展望」、地理探究における大項目A(1)「自然環境」などでも活用できそうです。

実践の概説

 明治時代になってから、蝦夷地の開拓のために送り出された屯田兵。有事の際は防衛にあたりますが、普段は開拓を進める役割でした。時代が進んでからやってきた人々は、無秩序に作られる「塊村」ではなく、計画的に土地割をして管理しやすいように開発していきます。アメリカのタウンシップ制を参考にしながら進められました。

 札幌周辺なども、住所は機械的。「南〇条、西□条」など、記号で分類された地名は、分かりやすいような覚えにくいような……といった趣。合理性を求めて人間が行動した結果を、地理院地図で眺めてみます。

 また、札幌からほど近いとある地名を検索窓に入れてみると、その地名が付けられている住所地に旗が立つのですが、その見た目はなかなか壮観。整然としすぎていると、逆に少し不気味さも……。そんな様子を生徒に直接見てもらいます。

 キーワード的に「屯田兵、北海道、碁盤の目」とだけ感じるよりも、その様子を視覚的に印象付けることで、より現地に対する興味や都市計画への興味を持てるようになったりする効果が期待できます。実際の「地理院地図」の操作方法も含め、授業中の扱い方も感じていただける動画をアップロードしていますので、こちらからぜひご覧ください。

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