地理の授業ネタ らせん階段状の技術発達

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授業ネタの動画投稿のお知らせ:交通・通信

 sogeoです。授業で話すと興味を引ける小話の動画を「地理の総合力 動画館」にアップロードしました。こちらから動画販売ページに移動することができます。地理を担当することになる教員の方に、うまく活用していただければと思います。

 今回は、高校地理の「流通と消費(交通・通信)」で扱うと効果的な小話です。中学社会でも「第三次産業」を学ぶときに使えそうです。地理探究における大項目A(3)「交通・通信、観光」などでも活用できそうです。

実践の概説

 世の中はどんどん便利になっています。交通に関する点では、元々は人間が徒歩で移動するしかなかった状態から、動物に乗ったりソリを引いてもらったりする駄獣交通・輓獣交通、そして鉄道や船や自動車や飛行機が出てきて、移動がラクになり、時間距離もどんどん短縮されていきました。

 そういった技術の発展は、全く新しい考え方の技術がまっすぐ誕生し続けることで為されてきたわけではありません。一見遠回りをしているように、古い形に戻っているようにも見える形を取りながらも高い次元へと進んでいます。そのことを、19世紀の哲学者ヘーゲルは「事物の螺旋的発展の法則」と呼んでいます。

 自分の考えを他の人に伝える方法が、手紙(文字媒体)→ 電話(音声媒体)→ メール(文字媒体)→ …… と進化していることを例に話を展開します。何事も、「今はもう古くなってしまったものだから勉強しなくていいや」のように思ってしまうと、またその概念を使う新技術が登場して復権することもありえます。

 題材の提案だけでなく、授業中の話し方を直接感じていただける動画をアップロードしていますので、こちらからぜひご覧ください。

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