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授業ネタの動画投稿のお知らせ:人口、地図

 sogeoです。授業で話すと興味を引ける小話の動画を「地理の総合力 動画館」にアップロードしました。こちらから動画販売ページに移動することができます。地理を担当することになる教員の方に、うまく活用していただければと思います。

 今回は、高校地理Bの「地図」あるいは「人口」のテーマの導入部分などで使える小話です。中学社会でも、日本地理の基礎として人口を教える際に使えます。地理総合における大項目A「地図や地理情報システムで捉える現代世界」のテーマなどで、地図の表現方法の導入において使うこともできそうです。

実践の概説

 とある2つの日本地図(白地図を2色で色分けしたもの)を見せ、これが何を示しているものなのかを考えさせます。その後、実はどちらも人口が半分ずつになるように分けていることを伝えます。同じ指標を用いていても、示している事実と与える印象は大きく変わっています。

 かたや日本の人口は国土に対して均等に分布しているように見え、かたや深刻に偏っているように見えます。どちらも厳然たる事実ですが、「いろいろな角度から見つめることで国や地域の課題を見つけることができる」ということを伝え、一つの情報だけを見て思い込まされるのではなく、「他の捉え方はないか?」と常々視野を広く持つことの大切さを伝えられます。

 一度こういう経験をさせておけば、今後さまざまな地図や統計に出会っても、「別の考え方はできないだろうか?」という意識から、新たな問いを主体的に発見していく学びを期待できます。アクティブ・ラーニングを行うための種を撒く意味でも、効果的でしょう。

 実際に使った地図がどのようなものか、画面キャプチャも交えながら、授業の流れを動画にしています。教材提案だけでなく授業中の話し方も感じていただけるものになっているので、こちらからぜひご覧ください。

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