動画投稿のお知らせ:地理総合の授業づくり
sogeoです。2022年度から始まった地理総合の授業を担当する教員向けに、地理総合の各授業で話すと効果的な内容について、授業時のコツなどを紹介する動画シリーズを投稿しています。
今回は第21回。地理総合の柱B「生活文化の多様性と国際理解」の内容の13回目です。こちらから動画販売ページに移動することができます。前後編に分かれています。地理を教え慣れている教員の方も、初めて地理を担当する教員の方にも、うまく活用していただければと思います。
実践の概説
第21回では、ケッペンの気候区分のうち、温帯、冷帯、寒帯について掘り下げていきます。今回と次回は、実際の各気候区での人々の生活を確認していくので、いろいろなエピソードを混ぜ込んだり、生徒がパソコンを所有している学校ならインターネットで検索させたり、教員の工夫の余地がたくさんあります。
どのくらいの受験的知識を教えるか、という一つの例として、動画ではその部分の説明を中心にしていますが、生活の様子や工夫を学ぶ調べ学習の時間にしていくことも考えられるので、説明を減らすかどうかは各人で判断していただければと思います。
動画で取り上げている授業ネタとしては、以下のようなものがあります。地図やGISの単元との関連性も深いので、いろいろと結び付けて教えていけそうです。
- 温帯のバリエーション、アルファベットの使い分けに注意
- 地中海性気候は入試頻出、絶対に押さえよう
- 偏西風と季節風、風も物理的な物質なので、山や森があると吹きにくい。
- 熱帯の高床式とは異なる理由の、寒冷地域の高床式住居
- 寒帯は、「寒い」というより、「暖かい時期が無い」の方がより適切
- 寒くなればなるほど、作物が育ちにくくなり、最後には家畜に頼る(遊牧)ことになる
- 標高も加味した新たな気候区分
- 涼しいから首都ができたが、港が遠い。そこで外港都市の出番
こちらからぜひご覧ください。地理総合の授業づくりの一助となれれば幸いです。
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