動画投稿のお知らせ:地理総合の授業づくり
sogeoです。2022年度から始まる地理総合の授業を担当する教員向けに、地理総合の各授業で話すと効果的な内容について、授業時のコツなどを紹介する動画シリーズを投稿しています。
今回は第12回。地理総合の柱B「生活文化の多様性と国際理解」の内容の4回目です。こちらから動画販売ページに移動することができます。前編と後編に分かれています。地理を教え慣れている教員の方も、初めて地理を担当する教員の方にも、うまく活用していただければと思います。
実践の概説
第12回では、「小地形」のうち「海岸地形」のテーマを扱います。沈水海岸と離水海岸に分け、関連する地形的な用語がいくつか出てきます。実際に該当する地域の様子を眺めるために、生徒もパソコンを所有している環境なら、授業中にGoogle Earthなどを操作させても良いと思います。
今回も、前回と同じく、人間の「ラクしたい」気持ちによって土地利用が決まるケースがいくつか出てきます。後背地の使いやすいところかどうか? 安全な場所かどうか? 人々の考え方の根っこの部分をしっかり分析することで、暗記量は減らすことができ、今後の地理探究にも繋がる学習姿勢を育てられます。
動画で取り上げている授業ネタとしては、以下のようなものがあります。地図やGISの単元との関連性も深いので、いろいろと結び付けて教えていけそうです。
- V字に削られるか、U字に削られるか。物質の三体
- 水の中に住めない人間にとっては、後背地(ヒンターランド)の様子が重要
- リアス海岸、普段は穏やかでも、津波の際の水の集まり方は……
- 世界最大のフィヨルド、ソグネフィヨルド
- フィヨルドは南半球にも分布する
- 三角州ができないくらい、堆積物が運ばれにくい緩やかな川では……
- エスチュアリーが多いヨーロッパでも、アルプス山脈からすぐ来る川ならどうか?
- 九十九里浜の浜堤を可視化する地理院地図の使い方
- なんか可愛い形、コッド岬
こちらからぜひご覧ください。地理総合の授業づくりの一助となれれば幸いです。今後も活動を続けられるよう、何卒ご支援をよろしくお願いいたします。
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