地理総合の授業のコツ 第4回(全54回) 地図と地理情報④ GIS

地理総合4 教材作成
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動画投稿のお知らせ:地理総合の授業づくり

 sogeoです。2022年度から始まる地理総合の授業を担当する教員向けに、地理総合の各授業で話すと効果的な内容について、授業時のコツなどを紹介する動画シリーズを投稿しています。

 今回は第4回。地理総合の柱A「地図や地理情報システムで捉える現代世界」の内容の4回目です。こちらから動画販売ページに移動することができます。前編と後編に分かれています。地理を教え慣れている教員の方も、初めて地理を担当する教員の方にも、うまく活用していただければと思います。

実践の概説

 第4回では、これまでに扱った地図の図法や表現をさらに深め、お待ちかねのGISについて学んでいきます。GISは地理総合の柱として早くから発表されていたので、当初は何時間もかけての授業展開例を考えていたのですが……教科書を見る限り、地理総合の全体バランスを考えると、そんなに長時間は取れません。

 特定のGISソフトを使いこなせるようになる、というのが高校でのGIS教育の目標ではありません。レイヤーで情報を重ね合わせて可視化すると見えることもある、という基礎理念を伝え、今後の学習でも地図に出会うたびにその作られ方を意識させることができれば十分かと思います。興味を持った生徒は、そこからソフトの使い方を自分で学んでいくことでしょう。

 取り上げている内容としては、以下のようなものがあります。

  • GIS、1時間だけでは少なくないか? その理由について
  • ゼタバイト時代とも関わる、ビッグデータの扱い
  • 生徒に見せると効果的なWebGISの例
  • 地理院地図で標高を可視化、都市のでき方を探る
  • RESASで探究学習のきっかけを作る(この時代、東京だけ人口が減っているのは何故?)
  • 自分にとって住みやすい場所を点数化して、自分だけの地図を作れる!
  • レイヤーで重ね合わせることで、受験勉強にも役立てる
  • 地図に親しむことができるサイトを使ってみよう。あれこれそれ
  • ICT機器を用いないGIS指導「サイムズ領の真実」もご利用ください

 こちらからぜひご覧ください。地理総合の授業づくりの一助となれれば幸いです。今後も活動を続けられるよう、何卒ご支援をよろしくお願いいたします。

 今回で「地図と地理情報」の単元は終わり、次回からは「世界の結びつき」を学びます。地図はこれから先の単元でも出続けるので、ここまでの学習内容は常々意識させるように進め、忘れさせないようにしましょう。

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