授業で使えるツール Mercator: Extreme

mercator extreme 授業ネタ
画像出典:Mercator: Extreme
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動画投稿のお知らせ:地図

 sogeoです。授業で話すと興味を引ける小話と、授業中に提示すると効果的なサイトの紹介をしている動画を「地理の総合力 動画館」にアップロードしました。こちらから動画販売ページに移動することができます。地理を担当することになる教員の方に、うまく活用していただければと思います。

 今回は、高校地理の「地図(図法)」などで扱うと効果的な小話です。中学社会でも、「世界の姿(世界地理の基礎、導入)」を学ぶときに使えそうです。地理総合における大項目A(1)「地図や地理情報システムと現代世界」や、地理探究における大項目B(1)「現代世界の地域区分」などでも活用できそうです。

実践の概説

 角度が正確なメルカトル図法は、高緯度ほど縦にも横にも引き伸ばされ、緯度90度地点の拡大率は無限大になってしまいます。これだと紙面上に表現できないので、極付近は地図上からカットすることで何とか地図として成立させています。

 この「無限に拡大される」という、少し想像するのが難しい状況をある程度可視化してくれるサイト、「Mercator: Extreme」を紹介します。拡大率がとんでもなく大きいことで、世界地図なのに紙面の半分以上がたった1地点になるという、かなり歪な姿を見せてくれます。

 また、任意の地点を極として配置し、大きな拡大率で表示してくれるので、タブレットやパソコンが生徒に渡されている学校の場合、いろいろと生徒自身で触って遊んでみることもできます。下の図は、メッカを極に持っていった状態です。東アフリカと西アジアがものすごく拡大されています。

出典:https://mrgris.com/projects/merc-extreme/ (最終閲覧:2021年5月9日)

 サイトの紹介を、画面キャプチャを用いながら解説しているとともに、授業中における扱い方も感じていただける動画をアップロードしていますので、こちらからぜひご覧ください。

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