新たな発見がたくさんある「逆さ地図」
sogeoです。教材研究に役立つ、書籍などの紹介をしていきます。今回は、本ではなく掲示物になりますが、家に1つ貼っておくと新たな発見がいくつも出てくる地図、「THE WORLD MAP Upside Down」についてです。
従来の世界地図と異なり、南が上を向くように作成した地図。角度が正確に表現されるメルカトル図法。東京からの方位を示す方位線と1,000kmごとの等距離線入り。
この地図は、一般的なメルカトル図法の世界地図ではなく、上下を反対にして描かれているものになっています。上側が南となっており、その向きで見ることで国名などの文字が読み取れます。この地図がトイレの壁などに貼ってあることで、普段教材研究をしているときにはあまり目にできない世界の見え方を度々味わうことができ、視野が広がります。サイズはA2のため、大きすぎて掲示しにくいということもなく丁度良いです。
普段は見えない視点に気付ける
例えば、地政学的な視点も持ちやすくなります。アメリカと中国の交易を考えたとき、日本という国がすごく邪魔に見えてきたりします。また、南半球の陸地の少なさなども、上側に描かれるだけでいつもより露骨に見えてきます。
この地図は、教員の教材研究用としてだけでなく、生徒に勧めるのも良いかもしれません。緯度経度の情報もしっかり書かれていますし、経度の線の近くには日本との時差も示されています。さらに、日本から見た方位を示す線や、1000kmごとの等距離線も描かれています。メルカトル図法では、方位や距離は単純な示し方ができない(直線や正円では表せない)ので注意が必要になりますが、そこのアシストがあるので、図法についての学習にも便利です。校内に1枚掲示するのも良いかも?
コメント