参加型の実践報告
sogeoです。以前の記事「教材作成用:Google Earth 全世界の都市一覧データ」と関連して、Google Earthを用いて、生徒たちの共同作業によって地理の学習用教材を作成する活動の報告をいたします。
2021年12月26日の21時から、オンライン地理教育研究会(@geoedu_online)様が主催される研究会にて、実際に手元でGoogle Earth Proを操作してもらうことも可能な形で報告します。よろしければご参加いただければと思います。
実践の概説
こちらの実践は、コロナウイルスの影響が大きく出始め、全国の学校で休校が目立つようになった2020年度初頭に、実際に当方が勤務校の生徒を対象に実施したものです。生徒が家庭からパソコンを操作して作業したデータが、1つのkmzファイルとなって閲覧可能になることで、休校中も一体感を保つことができるのでは、という思惑のもとで計画した実践でした。
クラウド化が進む昨今、各人の学習を共有することでより効率よく手分けして学習を進めることができるので、かねてより「一人の受験勉強がみんなの受験勉強に」なるような活動ができればと感じていました。同じ学年の仲間たちで協力し合い、一体感を持って受験に臨む態勢を作ったほうが、孤独に戦うよりも前向きに勉強していくことができるはずです。
Zoomなどのウェブ会議を用いてGoogle Earth Proの操作方法(パスやポリゴンの追加、ファイル形式についてなど)を説明するとともに、それぞれが手分けして、世界の各地域の地名や地形、都市名とその特徴などをまとめていくことで、地理学習教材を自分たちで作り上げることができます。最終的には1データに集約されるため、見返すときもデータが行方不明になったりせず、簡単に確認・復習ができます。
もちろん、受験的な内容だけでなく、各人の行ったことのある旅行先や、好きなプロスポーツチームの本拠地、世界遺産の紹介など、いろいろな調べ学習や発表にも使える活動です。前回の記事 「教材作成用:Google Earth 全世界の都市一覧データ」 とその説明動画もご活用いただくとともに、26日21時からの発表も、ご興味がおありの方はぜひご参加いただければ幸いです。
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