ブログ:動画販売について思うこと

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動画という形式の利便性

 sogeoです。地理教員向けに情報発信を、と考えたとき、悩むまでもなく「動画を活用しよう」という結論になりました。普段話している内容を、視覚的・聴覚的の両方を伴ってダイレクトに伝えられるのは、文章のみでは出せない強みです。YouTubeなどの動画サイトが浸透したことで、人々が空き時間に動画を見ることが増えたことも追い風ですから、その世間的な流れに乗ることが妥当だと考えました。

 しかし、世の中で飛び交う電子情報の量は、とてつもない勢いで増加しています。YouTubeも、相当な時間を使って編集し、話題性を集めるようなものを作り続けなくては、埋もれてしまうものです。不特定多数に見てもらうことで地理的知識を多くの人に知ってもらう、という方法は、動画編集の技術がまだ低い自分が、教員として仕事をしながらではかなり難しいと感じました。

動画販売サイトを自作

 そこで、教員向けにターゲットを絞るのだから、YouTubeという大衆的なツールを使って埋もれてしまうよりも、別のシステムの中で運用するのが良いのではないかと考え、サーバーをレンタルして動画販売サイトを立ち上げました。それが「地理の総合力 動画館」です。

 初めて運用するため、決済でエラーが起きないか気がかりだったり、特商法の記述に注意したり、動画のアップロードがうまくいかなくて行き詰まったり、いろいろな奮闘がありますが、これから発展させていきたいと思っています。

 本当は、教員にとっても馴染みやすく使いやすいYouTubeを活用した方が、視聴していただく際のストレスが少なかったかと思っているのですが……。ただ、自作したサイトの運営の中で、責任を持って動画を作っていくという意識づけにつなげていきます。

ほかに不安なことも

 自分が学生に授業をするときに話しているネタや、ツールを使った授業手法は、教材研究の中で考えついたものです。ただ、教材研究の過程では、いろいろな情報源にアクセスし、そこから着想を得ているため、ある意味では「他の人からもらった情報」を使って作りだしたものになります。

 なかには、同じ話を考えて実践し、既に書籍やインターネット上で発信している方もいらっしゃるかもしれません。そのときに、「他の本に書いているのと同じ内容のことを、有料で配信している」「パクっている」という批判に晒される不安が、常に付きまとっています。

 明確に出典が明らかなものについては、当然ながら出典を明記しながら動画を作りますが、教材研究の時点では発見できておらず、そうできていないものについても、実は別の場所で誰かが同じことを発信していたかもしれません。その場合も、決して悪意のもとで権利侵害をしようとしているわけではありません。判明し次第すぐに調査・言及し、場合によっては動画を作り替えるなどの対応を取るようにします。そういった形でしか誠意を表明できませんが、よろしくお願いします。

 今の世の中、情報化とその蓄積が急激に進んでいますから、例えば小説を書く人なども、「すでにほとんど同じような小説が作られているのではないか」という不安を抱えていたりするのではないでしょうか……。自分の視界の中に入りきらない情報におびえすぎても仕方ないので、勇気を出して動画販売サイトを作成した次第です。

 ある意味、学校教育で教えている内容自体が、「過去の人が作り出した叡智」をこちらが手を加えて話していること。同じ内容だとしても、より多くの人に伝われば、教育界全体の力になれる。そんな思いで活動していきます。もちろん、誠意のない行いは絶対にせず、申し出があればすぐに対応できるように努めます。

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