動画投稿のお知らせ:地理総合の授業づくり
sogeoです。2022年度から始まる地理総合の授業を担当する教員向けに、地理総合の各授業で話すと効果的な内容について、授業時のコツなどを紹介する動画シリーズを投稿しています。
今回は第15回。地理総合の柱B「生活文化の多様性と国際理解」の内容の7回目です。こちらから動画販売ページに移動することができます。キャプチャ動画を多く使っているため、容量の都合上、前編・中編・後編に分かれています。地理を教え慣れている教員の方も、初めて地理を担当する教員の方にも、うまく活用していただければと思います。
実践の概説
第15回では、前回の地形図基礎学習を踏まえて、読図の経験をする回にします。しかし、カラーで縮尺調整も容易、陰影で起伏も分かりやすく嵩張らないウェブ地図が扱える現在では、紙の地形図を読む技術は、全高校生に必要なスキルかどうか……。
人生の解像度を上げるスキルではありますが、専門的に地域学習を深める道に進む生徒が自ら学んでいければ良いのではないか。全高校生がリベラルアーツ的に学ぶべきは、ウェブ地図への親しみの方かと個人的には感じています。入試ではまだ地形図は出るにせよ、その地域の様子を「想像する」ことができる力は、ウェブ地図で地域の衛星写真なども確認する中で養えます。
そこで、地形図の読み取りは教科書に書いてある作業指示程度に留め、それらの地域をウェブ地図「地理院地図」「今昔マップ on the web」などで確認していくことにします。
動画で取り上げている授業ネタとしては、以下のようなものがあります。地図やGISの単元との関連性も深いので、いろいろと結び付けて教えていけそうです。
- 身も蓋もない本音、生徒に身に着けさせたい力
- 入試対策としても活躍する、「地形図」→「その地域のweb地図チェック」
- 扇状地を色別標高図で塗り分けて可視化
- 自然堤防や浜堤もお手の物
- 今昔マップで埋め立て地ができるまでを見る
- 散村の様子も眺めてみよう
- 「実体視」で新旧比較。あの高難易度サイゼリヤの間違い探しにも通用?
こちらからぜひご覧ください。地理総合の授業づくりの一助となれれば幸いです。今後も活動を続けられるよう、何卒ご支援をよろしくお願いいたします。
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