地理総合の授業のコツ 第11回(全54回) 自然環境③ 河川地形

地理総合11 教材作成
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動画投稿のお知らせ:地理総合の授業づくり

 sogeoです。2022年度から始まる地理総合の授業を担当する教員向けに、地理総合の各授業で話すと効果的な内容について、授業時のコツなどを紹介する動画シリーズを投稿しています。

 今回は第11回。地理総合の柱B「生活文化の多様性と国際理解」の内容の3回目です。こちらから動画販売ページに移動することができます。前編と後編に分かれています。地理を教え慣れている教員の方も、初めて地理を担当する教員の方にも、うまく活用していただければと思います。

実践の概説

 第11回では、「小地形」のうち「河川地形」のテーマを扱います。前回までの大地形よりも、ダイレクトに人々の生活(身の回り)に影響している内容です。人間は平坦なところの方が住みやすいし、生きるために必要な水も手に入りやすい。それでいて洪水は避けたい。人間のいろいろな思惑がでてきます。

 用語の数が増える単元でもありますが、地理は人々の行動パターンを読めるようになれば、丸覚えの必要性が薄くなります。人間の「ラクしたい」気持ちに忠実になり、「どうせ人間はこういう選択をしているはず」と思えるようにしていければ、今後の地理探究にも繋がる学習姿勢を育てられます。

 動画で取り上げている授業ネタとしては、以下のようなものがあります。地図やGISの単元との関連性も深いので、いろいろと結び付けて教えていけそうです。

  • 坂道とか階段は、やっぱりしんどい。少なくて済むところが人気になる
  • 地理院地図でアナグリフを使えば、人口最大地域がここなのも納得
  • 用語に注意、理屈から押さえよう。これは三角州? 扇状地?
  • 農業は人間の恣意的な営み。果樹の気持ちより合理性
  • 水は欲しいけど洪水は困る。自然堤防と集落も「重ね合わせ」で可視化
  • 人間の「ラクしたい」気持ちを考えれば、暗記は少なくなる
  • 将来的に自分がラクに生きられたり、人の「ラクしたい」を叶えてお金儲け(≒社会貢献)も?

 こちらからぜひご覧ください。地理総合の授業づくりの一助となれれば幸いです。今後も活動を続けられるよう、何卒ご支援をよろしくお願いいたします。 

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