授業ネタの動画投稿のお知らせ:民族・国家、アフリカ
sogeoです。授業で話すと興味を引ける小話の動画を「地理の総合力 動画館」にアップロードしました。こちらから動画販売ページに移動することができます。地理を担当することになる教員の方に、うまく活用していただければと思います。
今回は、高校地理の「民族・国家」「アフリカ地誌」で使える小話です。中学地理の「アフリカ州」でも使えます。地理総合における大項目B(1)「生活文化の多様性と国際理解」や、地理探究における大項目A(5)「生活文化、民族・宗教」、大項目B(2)「現代世界の諸地域」などでも活用できそうです。
実践の概説
「国歌」を分析してみることで、その国に対する新たな知見が得られることがあります。とりわけ、使用している言語などから民族や文化について考えることができます。国歌から民族融和を考えるシリーズとして、今回は南アフリカ共和国を取り上げてみます。
オランダの植民地になる前から話されていた言語が使われている曲と、オランダ語をもとにしたアフリカーンス語で歌われていたアパルトヘイト時代の曲。これらを融合させることで、ネルソン・マンデラ大統領は民族の融和を図りました。
その結果、1つの曲の中で5つの言語がバトンをつなぐリレーのような形になったのが南アフリカ共和国国歌。民族の繋がりを意識させる画期的な方法ではありますが、ほとんどの国民が国家のわずかな部分だけしか歌えないという難点も……。
ワールドカップなどでも強豪の南アフリカは、国歌を聴く機会も多いかもしれません。選手たちの歌い方を気にしてみることで見えることもありそうです。生徒に対する授業中の話の流れを直接感じていただける動画をアップロードしていますので、こちらからぜひご覧ください。
同様のシリーズとして、オセアニアについてはこちらの記事「地理の授業ネタ 国歌シリーズ1 ニュージーランドとオーストラリア」を、カナダについてはこちらの記事「地理の授業ネタ 国歌シリーズ2 カナダと言語」をご覧ください。
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