授業プリント例を作成しました
sogeoです。地理総合の教科書を見て、思考力や読解力を養う活動も重要ながら、「思った以上にきちんと語句・用語を教える必要がある」と感じました。そこで6社を比較し、太字語句を中心にした知識教授用の授業プリントを作成してみました。
そのデータはこちらからダウンロード可能で、誰でも改変して使用できるようにしています。Google ドキュメントだと形式が崩れるので、ダウンロードしてWordで活用していただければと思います。Wordのスタイル機能を活用しており、1つのデータで生徒配付用(穴埋め)と教員用(穴埋め済み)を印刷でき、便利です。
まずは第1章(地図とGIS、世界の結びつき)
さしあたり、地理総合の柱A「地図や地理情報システムで捉える現代世界」に関わる内容(地図とGIS + 世界の結びつき)2単元分を作成しています。この内容は、全ての教科書で第1章に配置されている内容で、地理総合のスタートとして重要な内容です。
第2章は選択別の内容が多く教科書によって異なりやすいこと、第3章は防災など資料読解や研究発表が多くなるためプリントでは進めにくいことから、現時点ではとりあえず第1章のみにしています。
授業プリントと動画の注意点
今後、「地理の総合力 動画館」にて、こちらのプリントを活用した、実際の授業中の話し方を感じていただける動画を順次アップロードしていく予定です。いくつかの注意点を列挙しておきます。
あくまで知識の教授内容だけをプリント化しています。語句や用語をまとめるところだけをプリントにしており、発問や資料読解は掲載していません。効果的な図表などは、著作権の問題などもあり非掲載です。また、思考力を養う題材や活動などは工夫して付け加える必要があります。その部分は、当サイト「地理の総合力」や「動画館」で授業ネタの動画を投稿しているので、そちらもぜひご活用ください。
また、各校で採用する教科書によって、見出しや配列が違ってきます。特に、GISの内容が章内の中間だったり後ろだったりといった差異があります。各自、自由に順番・見出しを作りかえてください。当方の活動理念は地理必修化に備えその滑り出しを支えること。まずはベースのベースになるプリントを作成した段階ですので、原型が無くなるまでいじくり回していただいて結構です。
形式を変化させやすいように、愚直な穴埋め式になっています。正直、そのままだとあまり面白くない授業になってしまいそうです。用語を書かせるか、それともその説明文を書かせるかなど、やりやすいように作り替えてください。もちろん、思考活動のための題材提供や活動例を充実させることも必要です。そちらについては、今後も継続して情報発信に尽力していきます。
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