授業ネタの動画投稿のお知らせ:農業、ヨーロッパ州、アメリカ州
sogeoです。授業で話すと興味を引ける小話の動画を「地理の総合力 動画館」にアップロードしました。こちらから動画販売ページに移動することができます。地理を担当することになる教員の方に、うまく活用していただければと思います。
今回は、高校地理の「農林水産業」「ヨーロッパ地誌」「アメリカ地誌」で扱うと効果的な小話です。中学社会地理的分野の「日本の産業(農作物)」「ヨーロッパ州」「アメリカ州」でも使えそうです。地理総合における大項目B(1)「生活文化の多様性と国際理解」などでも活用できます。
実践の概説
新しい場所からやってきたものは、受け入れられるまでに時間がかかったりします。「異文化理解」の重要性にも関わってきますが、時代が進んでから開拓が進んだ新大陸(アメリカやオセアニア)から伝来してきたものは、私たちの生活に馴染むまでには紆余曲折がありました。
今回は農作物に関して、ジャガイモをテーマにした小話です。大航海時代の16世紀に新大陸からやってきたこちらの作物は、現在はヨーロッパの多くの人々に食されていますが、最初にやってきたころは、不気味がられ、忌避される傾向にありました。そしてまさかの、「魔女」として火あぶりの刑に処されたことも……。
また、このように避けられていた作物が、痩せた土地でも育つことが分かってきたころ。民衆にじゃがいもを栽培させることで飢饉に備えよう、として採用されたある意外な方策は、生徒からも「賢い!」といった声が上がりやすいエピソードになっています。
生徒もどういうことなのかと食いついてきやすく、理科の生物学的な学習にも繋がるので、授業中に生徒を惹きつけるために散りばめる小ネタとして使いやすい内容です。授業中の話の流れを直接感じていただける動画をアップロードしていますので、こちらからぜひご覧ください。
他にアメリカからやってきた野菜として、トマトやトウモロコシの話も題材として扱えます。こちらも、また別の記事で扱う予定です。トウモロコシについては、こちらの記事「地理の授業ネタ 新大陸と野菜:「玉蜀黍」について」をご覧ください。
コメント