授業ネタの動画投稿のお知らせ:「農林水産業」
sogeoです。授業で話すと興味を引ける小話の動画を「地理の総合力 動画館」にアップロードしました。こちらから動画販売ページに移動することができます。地理を担当することになる教員の方に、うまく活用していただければと思います。
今回は、「農林水産業」で扱うと効果的な小話です。中学社会でも「世界の農業」などで使えます。地理総合における大項目B(1)「生活文化の多様性と国際理解」や、地理探究における大項目A(2)「資源、産業」でも活用できそうです。
実践の概説
統計データを読み解く力を付けることが、地理の中では大切。いろいろなデータがありますが、その中でも、各国の農業の様子と生活との関わりを紐解くうえで頻出なのが、国別の土地利用割合です。
降水量の多い地域は、「最強の農業」こと稲作を行うことができ、人口扶養力が高まります。降水量が少なくなるほど畑作に移り、そのうちに耕地は減って牧畜や牧草地率が増えたり、森林率や砂漠などの割合が増加していきます。気候環境との関係性を考えながら、丸暗記ではない方法で導き出していきます。
時折、デンマークのような、直感に反する地域も出てきます。そういった部分で、教員がうまく発問することで理由を考察させる活動をしてみたり、生徒の考える力を養う機会になります。統計集や資料集を活用したり、環境が許せばインターネットでの検索も駆使したりして、統計の示す事実が持つ意味について考えていくことができます。
授業中の話の流れが分かる動画を公開しております。様々な国の状況を取り上げています。こちらからぜひご覧ください。
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